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会長あいさつ
ご挨拶
日本産科婦人科学会静岡県地方部会長 金山尚裕
ご挨拶―ホームページリニューアルにあたってー
静岡産科婦人科学会会長 金山尚裕
平成16年に新臨床研修制度が導入されその後新規産婦人科医師数は激減しました。日本産科婦人科学会等の努力により平成19年頃より増加し平成23年には専門医師数が500人を超えるまでになりましたが、昨年は一転して減少し400人台半ばになっています。内訳として女性医師が増加し、20代では7割近くを占めています。増加している女性医師が出産年齢に入ることから、産婦人科のマンパワーが今後減少することが危惧されています。
人口370万を抱える静岡県は慢性的な医師不足が続いていますが、産婦人科医師不足は今後拍車がかかることが考えられます。その対応として大切なのは新規の産婦人科医の参入を促進すること、県外から静岡に研修に見えた先生方に研修後も静岡に定着してもらうこと、それから育児中の女性医師支援です。
具体的には研修指定病院での産婦人科研修プログラムを充実させ、全国から静岡に若い先生方を集めること、その先生方になるべく長く静岡に留まってもらうことです。また女性医師は出産、育児で常勤を辞める方が多いのでそれを防止するため、職場支援、育児支援など幅広い支援が必要です。静岡産科婦人科学会としてもこれらについては積極的に取り組んで行く予定です。
ホームページはその橋渡しをする役目になるよう努力いたします。各種学術情報を充実やリクルート関連の情報も今後掲載していこうと考えています。
産科婦人科学会は専門医の資質向上対策として専門医試験の受験条件として筆頭著者の論文が1つ以上必要になりました。産婦人科研修施設の条件として5年間で2本以上の論文が必須です。このような事情もあり、和文の原著論文の受け皿を増やすことが必要となりました。昨年昨年静岡産科婦人科学会誌を刊行しました。電子ジャーナル化していますので投稿もしやすくなっています。採択率を上げるため査読体制も充実させました。掲載論文や投稿規定などはこのホームページにリンクします。多くの投稿をお待ちしています。
この他にも種々の産婦人科情報を可能な限りアップさせる予定です。多くの会員の皆様がこのホームページを利用されることを切に希望します。